2008 |
02,16 |
«初エステ»
最後の日。帰りたくない。
ここでの過ごし方。9時から1時間ほどかけて朝食をとり、休んで11時から14時くらいまでバーデで過ごす。
部屋に戻ってベッドで休憩しながら本を読んだり、ぼんやり海の景色を眺めていると、日が落ちて、まもなく夕食。
19時から1時間半ほどかけて食事をし、夜は腹ごなしにテレビを見たり本を読んだり。22時半ごろ温泉に入りに行く。
といった日々だった。
昨日はジュゴンが来た。
『分別と多感』て翻訳タイトルは良くないね、と話す。何がいい?と聞くと「常識と情熱」と、ちゃんと韻を踏んでいるしそっちのほうがずっといい、と思う。(原題はsense and sensibility)
二日目だけ終日雨だったが、あとは快晴。
最後のディナーのとき、顔を覚えていてくれたボーイさんが夜景がよく見える席に案内してくれて、「二月は一番空気がきれいで景色がよく見える」と話してくれた。
部屋から見える陸地の、どの部分がどこなのか、教わる。
最後なので、今日は思い切って初めてエステサロンにも行ってみた。午前中予約して、全身を60分。
紙のパンツというものを、初めて穿いた。(あかちゃんのとき以来!?)
バスローブを脱がされても暗いし気持ちいいしで、全然恥ずかしくなかった。
とにかくあんなに気持ちよいものだったとは。早く行けばよかった。次もぜったい利用しよう、と思う。いろんなコースがあるから楽しみ。
ホホバオイルまみれだったのに、遠赤外線をあてられて浸透させるため放置されて眠っていたら、すっかり全身しっとりつるつるになった。クリームとか乳液をつけるのとは全く違う気持ちよさ。
うちでもお風呂あがりにホホバオイルまみれになってバスローブでしばらくおいたら、こんなふうにしっとりして気持ちいいかも、やってみたいと思うが、ホホバオイルってけっこう高いから自分であんなに贅沢に使えるか、微妙。
だるくなったので部屋で横になって休んでから、夕方からバーデ。外のゾーンで温水の泡につつまれて浮かびながら、夕焼けをずっと見ていた。雲が金色からオレンジ、そして最後薔薇色に染まった。自然の色って見飽きない。
やろうと思っていたことのほとんどはやらずに休んでばかりいたが、すばらしい休暇だった。
帰ったら五百ページの本の校正が待っている。ずっと休みが無かったせいで、ここのところものすごく仕事が嫌になっていたが、解消されたかな。