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マルタ島の日々

錦見映理子の旅日記
2024
04,26

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2008
09,13

朝食後、部屋でうとうとしてしまう。13時からバーデへ。
今日はちょうどよく曇っていて、外のゾーンが気持ちよかった。
弱流のながれているところの縁に腕を預けて、流れに身を任せて海草のようにゆらゆらしていると気持ちよくて、いつのまにか時間がたってしまう。
気づくと縁沿いには私のように海草化している人が増えていた。
老夫婦がなかよく並んで海草になってるのは、ほほえましい。


15分間の水中ストレッチのレッスン(無料)に参加したりしながら、あっというまに15時になった。


上がってティールームにお茶を飲みに行く。ロンネフェルトのブラックトフィーという甘い香りの。
ティールームはすいていて、一人でお茶を飲んでいる人がちらほら。
帰りにライブラリーのPCでメールチェックをしてから、部屋でしばらく過ごす。


持ってきた本の半分しか読んではいないが、やはり家より時間や心のゆとりがあるせいで、資料的なものはじっくり読めてよかった。
おかげでやろうと思っていたことはほぼ完遂。予想以上の収穫。
あとは、歌をちゃんと作れれば満足なのだが。


おとといだったか、たまたまBSを見ていたら週刊ブックレビューのゲストに井上荒野さんが出ていた。
お父さんに「何者かにならなければならない」と子供のころからずっと言われていたというような話をしていた。
何者かになる、というのはいい会社に入るとか結婚してよい暮らしをするとかそういうこととは関係なく、自分のもっともだいじな部分を使って何事かをなすこと、というようなことを語っていらして心に残る。
ただ本を読んだりのんびりしたり休んだりするだけでは、休暇といえども何か足りなくて満足できない気持ちになるのは、そういうことなんだと思う。
 

夕方、本を読んでいるうちに「何事か」したくなり、PCに向かう。


曇っていたのに夕焼けはきれいだった。
半月が、雲越しにぼやーっと見えてきて、遠くの海岸線がきらきらしてくる。
正面の海の向こうに、ちかっちかっと灯台の光が見えた。
敷地内の池で飼っているあひるの、グワッグワッという声が下のほうから響いてきた。

真夜中、星がおどろくほどきれいだった。
30分以上は見上げていた。流れ星もひとつ、見た。

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プロフィール
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錦見映理子(にしきみえりこ)
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性別:
非公開
自己紹介:
短歌を書いています。
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